今回のミニブログでは、アニメ・漫画にもよく登場する舞妓さんについてご紹介!
1. 舞妓さんとは
京都の五花街(上七軒、先斗町、宮川町、祇園甲部、祇園東)において、舞踊・御囃子などの芸で宴席に興を添えることを仕事とする 女性 のこと。
芸妓の見習い修行段階の者を指します。
2. 歴史
舞妓の歴史は古く、江戸時代初期から存在するとされています。
当時は「禿」と呼ばれ、茶屋の女将や芸妓の身の回りの世話をしたり、雑用をこなしたりしていました。
その後、次第に舞や三味線などの芸を学び、現在のような舞妓へと変化していきました。
3. 修行
舞妓になるには、置屋と呼ばれる家に住み込み、厳しい修行を積む必要があります。
修行期間は数年かかり、立ち居振る舞いから言葉遣い、お茶の作法、舞踊、三味線など、芸妓に必要な様々なことを学びます。
4. 髪型と衣装
舞妓さんの特徴的な髪型は「だらりの帯」と呼ばれるもので、長い髪を結い上げて垂らしています。
衣装は、華やかで鮮やかな色の着物と帯を身に着け、髪には簪や飾り物をたくさんつけます。
5. 仕事
舞妓さんの仕事は、主に茶屋での宴会に出席し、芸を披露することです。
歌や踊りを披露したり、お客さんと会話をして盛り上げたりします。
また、お茶屋以外でも、様々なイベントや行事に出演することもあります。
6. 年齢
舞妓さんになるには、中学卒業後であることが条件です。
一般的には15歳から20歳くらいまでの期間、舞妓として修行します。
その後、一定の経験を積むと、今度は「芸妓」と呼ばれる先輩の舞妓さんに、芸や知識、振る舞いを教える「お姉さん」と呼ばれる立場になります。
そして、さらに経験を積んだ後、「先斗町総置屋組合」の厳しい試験に合格すると、「芸妓」として一人前と認められます。
7. 現状
近年では、少子高齢化の影響もあり、舞妓さんの数が減少傾向にあります。
2024年7月現在、京都の五花街には約100人の舞妓さんがいるとされています。
◎ まとめ
舞妓さんは、京都の伝統文化を支える重要な存在です。
華やかで美しい姿とは裏腹に、厳しい修行を積み、日々努力を続けています。
もし京都を訪れる機会があれば、ぜひ舞妓さんの姿を見つけてみてください。