「クリエイターの教科書!」創作手法の演繹法と帰納法とは??
これらは思考法や創作方法に関わる重要な概念です。
それぞれを詳しくご説明し、創作においてどのように活用できるかを見ていきましょう。
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1. 演繹(えんえき)とは
演繹とは、一般的なルールや原理(大前提)から、個別の事例に当てはめて結論を導き出す思考方法です。
有名な例として、ソクラテスの例があります。
- 大前提:すべての人間は死ぬ。
- 小前提:ソクラテスは人間である。
- 結論:ゆえに、ソクラテスは死ぬ。
このように、既に確立されているルールや法則に基づいて、論理的に結論を導き出すのが演繹の特徴です。
◎ 創作における演繹の活用
創作においては、以下のような活用方法が考えられます。
- 世界観の構築
まず大前提となる世界観のルールを設定し、そのルールに基づいて作品の中身を決定する。 - 作品の設定
作品の性格や過去などの大前提を設定し、その前提に基づいて作品のパーツや形を決定する。
2. 帰納(きのう)とは
帰納とは、個別の事例をいくつか集めて、それらに共通するルールや法則を導き出す思考方法です。例えば、
- 事例1:カラスAは黒い。
- 事例2:カラスBも黒い。
- 事例3:カラスCも黒い。
- 結論:ゆえに、すべてのカラスは黒い。(ただし、これは厳密には正しいとは限りません。例外が存在する可能性があるためです。)
このように、複数の事例から共通点を見つけ、一般的な結論を導き出すのが帰納の特徴です。
◎ 創作における帰納の活用
創作においては、以下のような活用方法が考えられます。
- 作品造形
複数の作品を観察し、それらに共通する性格特性や造形パターンを見つけ、それを元に作品を作る。 - 物語の着想
日常生活で起こる様々な出来事やニュースなどから共通のテーマを見つけ、作品のアイデアにする。 - 伏線の張り方
告知の序盤にいくつかの伏線を個別に配置しておき、後でそれらを繋げて大きな真相を明らかにする。
3. 創作(そうさく)とは
創作とは、新しいものを生み出す行為全般を指します。
小説、音楽、絵画、映画など、様々な分野で創作活動が行われています。
演繹と帰納は、この創作活動において有効な思考ツールとなります。
◎ 創作における演繹と帰納の組み合わせ
創作においては、演繹と帰納を組み合わせて使うことで、より深みのある作品を生み出すことができます。
- 例1: まず帰納的に複数の事例からテーマを見つけ(例:人間関係の希薄化)、そのテーマを元に演繹的に作品の舞台や世界観を設定し、作品を展開する。
- 例2: まず演繹的に世界観のルールを設定し、そのルールに基づいて様々な他の作品を帰納的に観察し、自分の作品に反映する。
4. まとめ
演繹は一般的なルールから個別の結論を導き出す方法、帰納は個別の事例から一般的なルールを導き出す方法です。
これらの思考法を創作に取り入れることで、論理的な整合性や深みのある作品を生み出したりすることができます。
ぜひ、あなたの創作活動に役立ててみてください。